雌のアジアゾウ「春子」が死ぬ、推定66歳


大阪・天王寺動物園で、国内2番目の高齢

雌のアジアゾウ「春子」が死ぬ、推定66歳

 天王寺動物園(大阪市天王寺区)は30日、飼育していた雌のアジアゾウ「春子」が死んだと発表した。推定66歳で、国内のアジアゾウでは2番目に高齢だった。アジアゾウの寿命は約60歳と考えられており、老衰が原因とみられる。

 同園によると、春子は1950年4月にタイから来園し、人気者になった。今春から餌を食べる量が極端に減り、足腰も弱っていたため、6月20日から屋外運動場での展示を中止していた。

 7月30日午後2時半ごろ、春子が自力で立てず倒れているのを飼育係が発見。午後6時1分に死んだ。

 同園は31日から8月31日まで、ゾウ舎内の展示室に献花台を設置する。