東急電鉄などが渋谷に新たなランドマーク


230メートル高層ビルの起工式、20年に開業予定

東急電鉄などが渋谷に新たなランドマーク

東京急行電鉄などが2020年の開業を目指し、東京・渋谷駅周辺に建設する高さ230メートルの高層ビルのイメージ(中央)。左端は複合施設「渋谷ヒカリエ」(東急電鉄提供)

 東京急行電鉄、JR東日本、東京メトロは31日、東京・渋谷駅周辺に建設する高さ230メートルの高層ビル(地上46階、地下7階)の起工式を行った。東京五輪が開かれる2020年に開業する予定。渋谷駅周辺では最も高いビルとなり、新たなランドマークとなりそうだ。

 13年3月に閉館した東急百貨店東横店東館の跡地に建設し、オフィスや商業施設が入る予定だ。災害時に帰宅困難者を受け入れる場所も確保する。渋谷駅周辺のビルでは「セルリアンタワー」(184メートル)や「渋谷ヒカリエ」(183メートル)を上回る高さとなる。

 東急電鉄の野本弘文社長は起工式後、記者団に「渋谷を多くの海外からの観光客に来てもらえる楽しい街にし、東京を活性化したい」と語った。