ブランド牛肉「伊賀牛」、米国向けに初輸出


初輸出記念イベントで「肉質の良さ日本一を目指す」

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伊賀牛の米国向け初輸出記念イベントに出席した三重県伊賀市の岡本栄市長(右)と生産者=24日午前、三重県伊賀市

 ブランド牛肉「伊賀牛」の生産者団体は24日、米国初輸出を祝う記念イベントを三重県伊賀市で開いた。岡本栄市長は「伊賀牛は肉質の良さ日本一を目指している。(食品の)安心安全に本物の味を加えて輸出していきたい」とあいさつした。初回の輸出は2頭で、8月25日(現地時間)にシアトル総領事公邸で試食会と商談会を開催する。

 伊賀市は伊賀流忍者の里として知られることから、欧米での忍者ブームと伊賀牛を結び付けて販売することも検討している。

 伊賀牛は伊賀市や名張市で12カ月以上肥育された黒毛和種の出産経験がない雌牛。国内消費は高齢化で減少が見込まれるため、海外の販路拡大に向けて試験的に輸出する。