高校野球、沖縄尚学が甲子園に一番乗り
昨春の選抜大会から4季連続の底力
沖縄尚学は昨春の選抜大会から4季連続の甲子園となった。1点を追う七回に追い付き、同点で迎えた八回。西平の勝ち越し打を突破口に、一挙4点加えて糸満を圧倒した。西平は沖縄大会の開幕3週間前に右足の靱帯(じんたい)を痛めていたが、「試合になれば無我夢中だった。(八回は)とにかく走者をかえすことだけ考えた」。気迫をみなぎらせていた。
昨秋の明治神宮大会で優勝した3年生を中心に、全国で勝ち抜く底力はある。比嘉監督は「さまざまな試合展開を学んできた。経験を生かした戦いができれば」と甲子園での総決算を誓っていた。