カラフルな車体で普及進む電動自転車


子供2人乗せタイプが人気を牽引

カラフルな車体で普及進む電動自転車

パナソニックサイクルテックが販売する電動アシスト自転車の子乗せモデル=東京都江東区のパナソニックセンター東京

 モーターの力で走行を補助する「電動アシスト自転車」の販売が好調だ。けん引役は子供2人を乗せて走れるタイプ。価格は10万円以上と安くはないが、共働き世帯が保育園の送迎に使うケースが増え、「量販店では前年比約3割増」(国内メーカー)と人気だ。カラフルな車体も女性の心をつかみ、都市部で普及が進んでいる。

 経済産業省の統計によると、2013年の電動アシスト自転車の出荷台数は、前年比13・8%増え44万6435台。大きさは、低重心で安定している20型が売れ筋。「26型の4倍売れている」(ブリヂストンサイクル)という。

 21年前に電動アシスト自転車を初めて発売した先駆のヤマハ発動機の「パス キッス ミニ」(14万400円)は、車速やペダルの回転速度などを感知する三つのセンサーが特長。ライバルのパナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)の「ギュット・ミニ・DX」(14万6880円)は、ピンクや黄など8色を展開し、見た目のかわいさも重要なポイントとアピールしている。