白鵬、V30の大台到達へ意気込み
大相撲名古屋場所を前に記者会見
優勝30回の大台到達に挑む白鵬は30日、名古屋市内の宮城野部屋宿舎で記者会見し、「早々と名古屋で、という気持ちもある。大鵬親方と千代の富士関(九重親方)しか乗ったことのない大台だし、そこからしか分からない景色がある。どんなものか想像している」と心境を語った。
一時は衰えを指摘する声もあったが、最近は荒々しい取り口も交え、また優勝回数を積み重ねている。名古屋場所を制すれば、大鵬に並んで史上1位となる優勝32回の年内達成が現実味を帯びてくる。「早々と夢の数字に近づいて、後は伸び伸びやりたい気持ちもある。でも、勝負は何があるか分からない」と気持ちを抑えるように話した。