米グーグル、車もテレビも「アンドロイド」
ホンダやソニーが対応商品
米IT大手グーグルは25日、サンフランシスコで開いた開発者会合で、スマートフォンなどに使われている同社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用した車載システム「アンドロイド・オート」を公開した。ホンダや日産自動車などが対応車を投入する見通しで、年内にも一部自動車メーカーから発表されるという。会合では、音声操作でメッセージの送受信や地図検索ができる機能が披露された。
グーグルは1月、アンドロイドの車での活用を目指し、ホンダや米ゼネラル・モーターズ(GM)など自動車4社と協力すると発表。今回、日産、スズキ、マツダ、富士重工業、三菱自動車など20社以上の世界主要メーカーが新たに参加した。
また、アンドロイド用ゲームやアプリが大画面で楽しめるテレビ向けシステム「アンドロイドTV」も発表。ソニーやシャープなどが対応テレビを発売する見通し。
3月に発表したウエアラブル機器用OS「アンドロイド・ウエア」では、韓国のサムスン電子とLG電子が同OSを初めて搭載した腕時計型端末をそれぞれ6月25日に発売、米モトローラも数カ月以内に新製品を投入するという。(シリコンバレー時事)