舛添都知事、会場計画見直しを説明


第1回IOC調整委、東京都庁で始まる

舛添都知事、会場計画見直しを説明

国際オリンピック委員会のコーツ調整委員長(左端)らと言葉を交わす舛添要一都知事(左から2人目)、森喜朗組織委会長(右から2人目)=25日午後、東京都庁

 2020年東京五輪・パラリンピックの準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会の第1回会議が25日、東京都庁で始まり、東京組織委員会は会場計画を見直す方針を伝え、IOCの理解を求めた。

 東京都の舛添要一知事は「東京のレガシー(遺産)、持続性、都民生活への影響といった視点で、現実妥当性を持って、計画の再検討を行う必要がある」と説明。森喜朗組織委会長も「国内や国際競技団体と調整し、大会を成功裏に導くことに全力を尽くしたい」と述べた。

 調整委のジョン・コーツ委員長は「1964年(東京五輪)と同じように、復興できる強さを見せることができる」と大会の持つ意義を示した。

 初日は大会コンセプトや財政などの項目を協議し、武藤敏郎事務総長は「生産的な評価を頂いた」と話した。会議は3日間行われ、26日は五輪会場を視察。27日に総括会見が行われる。調整委は五輪開催4年前までは年1度開かれ、その後は年2度になる。