中国チベット高原の永久凍土、面積が16%減


水を蓄える機能が弱まり、草原の退化につながる

中国チベット高原の永久凍土、面積が16%減

中国チベット自治区などに広がる青海チベット高原=2010年4月(AFP=時事)

 中国チベット自治区や青海省などに広がる青海チベット高原(青蔵高原)の永久凍土の面積がこの約30年間で、150万平方キロから126万平方キロとなり、16%縮小した。新華社通信が17日、中国科学院青蔵高原研究所の話として伝えた。専門家は地球温暖化が原因と指摘している。

 観測によると、過去30年余で同高原の標高4000~5000メートル地帯の年平均気温は1・8度上昇した。

 一方、同高原と周辺の氷河は1980年代以降、15%減少。氷河や永久凍土が縮小するスピードは速まっているという。科学院の研究者は「凍土の縮小は水を蓄える機能を弱め、草原の退化につながる」と警告している。(北京時事)