スカイライン、新型ターボ車
ベンツのエンジン搭載
メルセデス・ベンツのエンジンを搭載した「スカイライン２００ＧＴ－ｔ」を発表する日産自動車の片桐隆夫副社長（右）ら＝神奈川県横須賀市
日産自動車は、高級車「スカイライン」のターボ車「２００ＧＴ－ｔ」を６月５日に発売する。独自動車大手ダイムラーの高級車「メルセデス・ベンツ Ｅクラス」に使われているのと同じターボ付きエンジン（排気量２０００ｃｃ）を搭載。排気量を抑え、燃費性能を高めた。日産の西川広人副社長は「高級セダンのマーケットで存在感のある車にしたい」と語った。
仏ルノー・日産連合は２０１０年４月にダイムラーと戦略的提携を発表しており、日産がエンジンの供給を受けるのはその一環。今年２月に発売したスカイラインのハイブリッド車とともに「次世代の高級車」（片桐隆夫副社長）と位置付ける。
ガソリン１リットル当たりの走行可能距離は１３・６キロと、従来に比べ燃費性能は約２０％向上。価格は３８３万４０００～４５６万８４００円。月間２００台の販売を目指している。
