人気の寝台特急「トワイライト」来春引退
JR西、車両の老朽化で運行終了を決断
大阪-札幌間を丸1日かけて走る人気の寝台特急「トワイライトエクスプレス」が来年の春で引退すると、JR西日本が28日発表した。1989年の運行開始から25年となり、車両の老朽化が進んでいることなどから運行終了を決断した。
トワイライトエクスプレスはJR西など3社が運行し、大阪から札幌まで約1500キロを約22時間かけて走行する。寝台特急としては国内最長の距離を誇る。
優雅な雰囲気の客室や大きな窓から景色を一望できるサロンカー、本格フランス料理を味わえるレストランなど豪華寝台特急として人気を呼び、長年にわたり多くの鉄道ファンらに親しまれてきた。
現在は3編成で週4往復しているが、来年1月の最終週から2月いっぱいは日曜を除き毎日運行する予定。JR西日本の広報部は「最後なので極力多くのお客さまに乗っていただきたい」と話している。