大塚製薬、缶のタイムカプセルを月に届ける


子供たちのメッセージを「ポカリスエット」缶に詰める

大塚製薬、缶のタイムカプセルを月に届ける

 大塚製薬は15日、清涼飲料水「ポカリスエット」の缶をかたどったタイムカプセルに子供たちのメッセージを詰め、2015年10月に米国で打ち上げ予定のロケットに載せて月に届けると発表した。米国の宇宙開発企業が主導するプロジェクトに、内外の企業・大学と手を組んで参加する。

 タイムカプセルは、寒暖の差が激しい月面の環境に耐えられるよう、350ミリリットルのアルミ缶を補強。その中に、一回り小さいアルミ製容器を収納する二重構造となっている。今後、3万8000人のメッセージを募集し、チタン製プレートに縮小して焼き付けてカプセルに入れる。

 費用は大塚製薬などが分担する予定だが、具体的な額などは明らかにしていない。

 東京都内で開かれた発表会には、競泳女子の2012年ロンドン五輪銅メダリストである寺川綾さんらが出席。寺川さんは「子供たちがいつか月に行き、メッセージを見る機会があると思うとわくわくする」と語った。