白鵬「技術はすごい」、国技館で優勝額贈呈式


デジタル技術を用いたカラー写真の優勝額がお披露目

白鵬「技術はすごい」、国技館で優勝額贈呈式

新優勝額の前で記念撮影する白鵬(左)、鶴竜の両横綱=10日午前、東京・両国国技館

 大相撲の幕内優勝力士に贈られ、東京・両国国技館の四方の壁に飾られる優勝額の贈呈式が10日、同国技館で行われ、デジタル技術を用いたインクジェットプリンターによる新しいカラー写真額がお披露目された 。

 白黒写真の上に油絵の具で色づけしていた従来のものより退色しにくいという。初場所で28度目の優勝を遂げた白鵬は「職人が苦労した絵の方がよかったかもしれないが、技術というのはすごいものだなと思う」。春場所の初優勝で横綱に昇進した鶴竜は「もう一度という気持ちになる。いいものだね」と語った 。

 優勝額は1951年から62年にわたって彩色家の佐藤寿々江さん(85)が白黒写真に彩色してきたが、高齢を理由に「引退」。今年初場所からカラー写真に変更された。