丹羽がメダル導く快勝、37年ぶり決勝へ“王手”


世界卓球で日本男子がポルトガルに快勝、4大会連続メダル

丹羽がメダル導く快勝、37年ぶり決勝へ“王手”

男子準々決勝のポルトガル戦、日本1番手で1勝目を挙げ喜ぶ丹羽孝希=2日、東京・国立代々木競技場

丹羽がメダル導く快勝、37年ぶり決勝へ“王手”

準々決勝でポルトガルを下して4大会連続のメダル獲得を決め、喜ぶ日本男子の選手たち=2日、東京・国立代々木競技場

 「ここからが本当の世界選手権」(水谷)という決勝トーナメント。日本は1次リーグで破ったポルトガルとの再戦を制し、4大会連続のメダルが決定。1番手で起用されたチーム最年少の19歳、丹羽が勝利への流れをつくった。

 「1番目でやれる喜びがあった。いつも以上の力が出た」と丹羽。同じサウスポーのポルトガルのエース、フレイタスに3-0で完勝した。

 安定したサーブで相手のバックハンドを突いて主導権を握り、最初の2ゲームを11-7、11-5であっさり奪取。フレイタスがサーブのパターンを変えてきた第3ゲームも、バックハンドで鋭い回転をかけるレシーブ「チキータ」を駆使して打開した。「相手の嫌なチキータでラリー戦に持ち込めた」。最後は16-14で振り切った。

 エースの水谷の陰に隠れてはいるが、丹羽も今大会は4戦負けなしと絶好調。準決勝でもチームへの貢献が期待される。「地元開催なので勝ちたい。僕がチームを勢いづけたい」。日本男子37年ぶりの決勝進出に向け、威勢よく話した。