東電、英セラフィールド社と「協力声明」に署名
原発廃炉事業に向けて放射能汚染水の対応に強化
東京電力は2日、事故が起きた福島第1原発の廃炉事業を手掛けるため4月に発足させた社内カンパニーが、英国の原子力関連企業セラフィールド社(カンブリア州)との「協力声明」に署名したと発表した。
先進的な廃炉技術を取り入れ、深刻化する放射能汚染水漏れへの対応を強化する考えだ。英国で開かれた署名式には、同国訪問中の安倍晋三首相も出席した。
声明は、放射性廃棄物の管理や除染・廃炉作業に関する情報共有を明記した。セラフィールド社は、英国内で放射能漏れ事故を起こした原子炉の廃炉作業を進めた経験がある。