ガルシア・マルケス氏がメキシコで死去、87歳
コロンビア生まれ、「百年の孤独」のノーベル賞作家
中南米文学を代表するコロンビアのノーベル賞作家で、長編小説「百年の孤独」で知られるガブリエル・ガルシア・マルケス氏が17日、メキシコで死去した。87歳だった。
コロンビア北部アラカタカ生まれ。ボゴタ大法学部を中退後、新聞記者としてローマやパリなどに勤務。1955年の第一作「落葉」で作家としてデビューし、67年発表の「百年の孤独」は世界各国で翻訳されるベストセラーとなった。
「コレラの時代の愛」「予告された殺人の記録」など数々の作品は、日本の作家にも大きな影響を与えたといわれる。82年にノーベル文学賞を受賞した。(サンパウロ時事)