伝統の唄や踊りを習得した「秋田舞妓」を養成へ


地域活性化目指し、舞妓の育成・派遣会社を設立

伝統の唄や踊りを習得した「秋田舞妓」を養成へ

 伝統の唄や踊りを習得した「秋田舞妓(まいこ)」を育て、地域活性化や観光振興につなげようと、秋田県で14日、舞妓の育成・派遣会社が発足した。料亭の宴席や自治体などのイベントに派遣する。社長の水野千夏さんは記者会見で、「秋田の魅力を伝える伝道師として育てたい」と意気込みを話した。

 秋田市内の歓楽街には戦前、「川反芸者」と呼ばれる芸者衆がいたが、料亭の減少などに従い、衰退。水野さんはその芸者文化を復活させるとともに、「秋田美人」のブランド力を活用して地域振興を図ろうと会社を設立した。

 会社は「せん」で、同日から舞妓見習いの募集を開始。18歳以上の高校卒業資格を持つ女性であれば誰でも応募できる。踊りや作法を3~4カ月学んだ後、一期生は8月上旬にもお座敷デビューする予定という。