安倍首相「景気回復の実感を全国津々浦々に」


東京・新宿御苑で首相主催の「桜を見る会」

安倍首相「景気回復の実感を全国津々浦々に」

首相主催の「桜を見る会」で招待客らとともに記念写真に納まる安倍晋三首相、昭恵夫人(中央)=12日午前、東京都新宿区の新宿御苑

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」が12日午前、東京都内の新宿御苑で開かれた。首相は「今年の目標は景気回復の実感を全国津々浦々に届けることだ」とあいさつ。春闘でベアが相次いだことを踏まえ、「給料の 上がりし春は 八重桜」との句も披露した。

 昨年の会では既に散っていた八重桜も今年は満開。首相は満開の桜を景気に絡め、「だんだん雰囲気が良くなってきたということではないか」とアベノミクスを自賛した。消費税率引き上げの景気への影響が懸念されることから「きょうの午後にはどんどん買い物をしてほしい」とも語った。

 首相は晴天の中、御苑内を1時間以上かけて回り、ソチ冬季パラリンピックのアルペンスキー男子座位2冠の狩野亮選手らと写真撮影に応じていた。会には政財界や文化、スポーツなど各界から約1万3700人が出席した。