米首都ワシントンで桜祭り、コロナ超え3年ぶり
全米最大規模の日米親善行事、マスク外し人々に笑顔戻る
米首都ワシントンで20日、春の風物詩「桜祭り」が始まった。新型コロナウイルスの影響で一昨年と昨年は対面のイベントがほぼなく、本格開催は3年ぶり。米国では新規感染者数の減少を受けてマスク着用義務がおおむね撤廃され、訪れた人々は強風の中、マスクを外し七分咲きの桜を満喫していた。
市内の劇場で行われた開会式では、日本人アーティストらが民謡や太鼓のパフォーマンスを披露。冨田浩司駐米大使は「われわれが最も大切にする『自由』という価値の祝祭だ。思いは自由のために戦うウクライナの人々と共にある」とあいさつした。
桜祭りはコロナ禍以前、毎年160万人が訪れた全米最大規模の日米親善行事。今年は日本から3000本の桜が寄贈されて110年の節目に当たり、パレードや日本文化を紹介するストリートフェスティバルが市中心部で催される。関連行事は4月28日まで。(ワシントン時事)