優れたIT技術者を日本に、パキスタンと合意


人材会社「Plus W」が支援、5年で1000人を現地へ

優れたIT技術者を日本に、パキスタンと合意

合意調印式に臨んだ和田充広駐パキスタン大使(左)=16日、イスラマバード(Plus W提供・時事)

 日本で将来、不足が予想されるIT技術者を確保するため、パキスタンのIT教育分野でトップの国立科学技術大学(NUST、イスラマバード)内に日本向け人材育成のための拠点が設置されることが決まった。日本の人材会社が支援し、労働習慣などに適応できるよう教育。今後5年間で1000人の現地派遣を目指す。

 NUSTは16日、人材会社「Plus W」(東京都渋谷区)と、拠点になる人材交流センター設置で合意した。センターは学生の就職時に日本企業との仲介を担うほか、企業で必要とされる技術などの教育も実施する。日本の大学や企業との共同研究も想定している。

 東京で行われた合意の調印式にはパキスタンのアハマド駐日大使が出席。和田充広駐パキスタン大使もオンラインで参加した。

 アハマド氏は「世界で広くは認識されていないが、パキスタンのIT分野は大変進歩している。日本で需要が増している領域でパキスタンの技術者が貢献できれば幸いだ」とあいさつ。和田氏も「ITは日パが協力を強化できる最も前途有望な分野の一つだ」と期待を示した。(ニューデリー時事)