中国海軍艦艇、豪軍哨戒機にレーザー照射
豪州北部沿岸沖で、モリソン首相が非難「不当で理不尽」
オーストラリア沖を航行中の中国軍艦艇が豪軍機にレーザーを照射していたことが分かり、モリソン豪首相は20日、「威嚇行為と考えるしかない」と批判した。
豪国防省によると、豪州北部沿岸沖を航行していた中国海軍艦艇2隻のうち1隻が17日、豪軍の哨戒機1機にレーザーを照射した。同省は「人命を危険にさらす恐れがあった」と指摘した。
モリソン首相は「不当で理不尽」な振る舞いと中国を非難。ダットン国防相も「極めて攻撃的な行為」と懸念を示した。国防省によると、中国軍艦艇は豪州北方のアラフラ海を東に向けて航行していた。(シドニーAFP時事)