カミラ夫人、チャールズ皇太子即位後「王妃」に


エリザベス女王が異例の要望、長年の問題に終止符打つ狙い

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チャールズ英皇太子(左)とカミラ夫人=3日、ロンドン(EPA時事)

 エリザベス英女王は5日、在位70周年を6日に迎えるのに合わせて声明を発表し、長男のチャールズ皇太子が国王に即位する際は「カミラ夫人が『王妃(クイーン・コンソート)』として知られるようになることを心から望んでいる」と述べた。女王が王族の将来の称号について直接言及するのは異例だ。

 カミラ夫人は皇太子との結婚後も正式な称号の「皇太子妃」で呼ばれることを辞退し、「コーンウォール公爵夫人」を名乗っている。英国民に根強い人気のある故ダイアナ元妃への配慮があるとされる。チャールズ国王即位の場合も「王妃」ではなく「国王夫人(プリンセス・コンソート)」と呼ばれるとみられてきた。

 皇太子とダイアナ元妃の離婚の原因は、カミラ夫人との不倫関係だった。このため、ダイアナ元妃が1997年にパリで事故死した後も、カミラ夫人に対しては批判的な世論がある。

 女王の要望の背景には、こうした長年の問題に終止符を打つ狙いがあるとみられる。

 女王は同時に「私の人生をいかなる時もあなた方にささげるという1947年に掲げた約束を新たにする」と誓い、生前譲位を否定した。さらに「あなた方が示し続けてくれた忠誠と愛情に常に感謝し、恐縮している」と謝辞を述べた上で、「時が満ちれば、あなた方は私に対してと同様にチャールズとカミラを支えてくれるだろう」と期待を示した。(ロンドン時事)