前田青邨の紅白の梅の絵、半世紀前の豪華な一等席


日航、国内初のジェット機「FUJI号」を公開へ

前田青邨の紅白の梅の絵、半世紀前の豪華な一等席

前田青邨の紅白の梅の絵、半世紀前の豪華な一等席

 日本航空が国内で初めて導入したジェット旅客機、DC8型機「FUJI(富士)号」の機首部分が一般公開されることになった。羽田空港では28日、トレーラーに載せられた機首が展示場所近くの格納庫に向け「地上滑走」した。31日以降、同社の工場見学者にお披露目される 。

 展示される機首は長さ約8メートル、重さ約4トン。この機体から採用された「鶴丸マーク」が今も側面に残る。ファーストクラスのラウンジ席には、日本画家前田青邨が描いた紅白の梅の絵が飾られ、窓際に障子が設けられるなど豪華な内装だった 。

 FUJI号は1960年8月から約14年間にわたり、国内外の空で活躍。引退後は整備士の訓練用に使われた。一時廃棄されそうになったが、思い入れのある社員が機首や尾翼などをボランティアで管理し、保存してきた 。

 保存に関わってきた関連会社役員の白井一弘さんは「機械に頼らず全てを人の手で操縦していた機体。当時のロマンを感じてほしい」と話した。