新横綱鶴竜が堂々と、明治神宮で奉納土俵入り
雲竜型を披露、「よいしょ」と3300人の見物客
大相撲で71人目の横綱に昇進した鶴竜(28)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、モンゴル出身、井筒部屋=の横綱推挙状授与式と奉納土俵入りが28日、東京都渋谷区の明治神宮で行われた 。
鶴竜は、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)から推挙状と横綱を受け取った後、太刀持ちに勢(いきおい)、露払いに鏡桜を従えて拝殿前で土俵入り。左手を脇腹に当て、右手を広げてせり上がる雲竜型を披露すると、約3300人の見物客から、四股に合わせて「よいしょ」の声が上がった 。
やや硬さは見えたものの、堂々とした身のこなしだった鶴竜は「ホッとしている。とにかく間違えないように一生懸命にやった」と安堵(あんど)の表情。「自分の心と体がまた生まれ変わるじゃないが、新しい気持ちで精いっぱい、務めていかないといけない」と決意表明した。