防衛相の直轄部隊「サイバー防衛隊」が発足
24時間態勢でネットワークを監視、攻撃手法も研究
防衛省は26日、サイバー攻撃から自衛隊のシステムを守る「サイバー防衛隊」を発足させた。24時間態勢でネットワークを監視するほか、ウイルスの情報を収集するなどしてサイバー攻撃の手法も研究する 。
同隊は防衛相の直轄部隊で、陸海空の3自衛隊員ら約90人で構成。3自衛隊がそれぞれ持っていた機能を一元化して、ネットワークが攻撃を受けていないか監視する。海外からの攻撃を想定した訓練や、米国との共同訓練なども進める 。
小野寺五典防衛相は同省で隊長の佐藤雅俊1等空佐に隊旗を授与し、「サイバー攻撃の手法は日々高度化、複雑化している。情報システムを確実に防御することが、わが国の平和と安全を守るために必要不可欠だ」と述べた。