サムライ博物館、独・ベルリンでオープンへ
日本国外では最大、民間収集家が集めた1000点超を展示
ドイツの首都ベルリン中心部で、日本の侍のよろいかぶとや刀剣などを展示する「サムライ博物館」がオープンする。博物館が19日、発表した。開館予定日は5月8日。
設立者は民間収集家のペーター・ヤンセン氏で、自身が約30年かけて集めた1000点超を、1500平方メートルの敷地で展示。侍を扱った博物館としては「日本国外で最大で、欧州では初」という。
展示品は、古墳時代後期の西暦500年ごろから、明治時代初期のもの。武具のほかにも江戸後期から明治にかけて活動した浮世絵師、歌川貞秀の作品なども展示される。3次元(3D)映像など最新技術も使われているという。ヤンセン氏は「日本文化や侍の歴史についての情熱を世代を超えて共有したい」としている。(ベルリン時事)