警視庁、オフロード型白バイを交通機動隊に配備
首都直下型地震などの震災時に道路の被災状況を把握
首都直下型地震などの震災時に道路の被災状況を迅速に調べられるよう、警視庁は25日、オフロード型白バイ計10台を交通機動隊に配備した。同庁によると、サイレンや赤色灯を付けた白バイ仕様のオフロードバイクが配備されるのは全国で初めてという。
オフロード白バイは震災時に、がれきや倒れた電柱などの障害物も乗り越えることが可能。通常の白バイは排気量800~1300ccで重量320キロだが、オフロード白バイは排気量250cc、重量220キロと扱いやすく、水位が30センチ近い場所でも押して歩くことができる。
震災時には、救助活動などに必要な緊急自動車専用路の状況を把握する役割を担う。1台当たり約150万円で、10隊ある交通機動隊に配備された。
この日は警視庁の「夢の島総合訓練場」(東京都江東区)で、オフロード白バイによる訓練が公開され、車を乗り越えたり、悪路を走行したりする技術などが披露された。