西之島、4・5倍に拡大
噴火継続、成長衰えず
海上保安庁は25日、小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)の噴火活動により、新たな陸地が約0・7平方キロ形成されたと発表した。噴火前からあった島部分(約0・2平方キロ)と合わせると、約4・5倍に成長したとみられる。
24日の航空機からの観測では、新たな陸地は東西約1150メートル、南北約850メートルに及ぶ。二つある噴火口から絶えず噴煙が上がり、新たに火口も出現するなど活動は活発で、海保の担当者は「成長のペースは全く変わっていない」とみている。
西之島では昨年11月、島の沖合で噴火が起き新たな陸地が誕生。年末には西之島と一体化し、その後も陸地の拡大が続いている。