高津臣吾氏、山本昌氏が野球殿堂入り


東海大創立者の故松前氏に特別表彰、75%超える票集める

高津臣吾氏、山本昌氏が野球殿堂入り

プレーヤー部門に選出されたヤクルト監督の高津臣吾氏(左)、元中日の山本昌氏=14日、東京都文京区

 野球殿堂博物館は14日、今年の殿堂入りを発表し、競技者表彰のプレーヤー部門(引退後5年以上の元プロ)では、ヤクルトでプロ野球歴代2位の通算286セーブを挙げ、現監督の高津臣吾氏(53)、50歳1カ月の最年長出場記録を持ち、中日一筋で通算219勝の山本昌(本名山本昌広)氏(56)が選出された。

 新聞記者らによる投票で高津氏は311票、山本氏は307票を集め、当選必要数(有効投票の75%=271票)を超えた。

 エキスパート部門(引退後21年以上の元プロで、現役の監督やコーチを除く)は、元阪神のランディ・バース氏が106票でトップだったが、75%に届かなかった。

 アマチュア関係者らが対象の特別表彰は、首都大学野球連盟の設立に尽力した東海大創立者の故松前重義氏が選ばれた。

 殿堂入りは今回の3人を加え、212人となった。