岸田文雄首相「賃上げは新たな成長への投資」
自動車整備士と車座で意見交換、人手不足指摘する声も
岸田文雄首相は13日、東京都内の自動車販売店を訪れ、自動車整備士らと車座で意見交換した。この後、首相は記者団の取材に応じ、「賃上げが決してコストではなく、新たな成長への投資だという発想で取り組んでもらうことが大事だ」と述べ、賃上げ促進税制の拡充など環境整備に努める考えを示した。
視察には斉藤鉄夫国土交通相も同行。先端技術を使った自動車整備や、電子車検証について説明を受けた。首相は「自動車業界全体の収益力の向上と併せて、一人ひとりの賃上げも考えていかなければならない」と強調した。
車座対話で整備士の人手不足を指摘する声が相次いだことから、首相は「車検の電子化など、業務の生産性向上に努めていかなければならない」とも語った。