JR東海、「のぞみ」30周年で1両貸し切り


車両を使ってかなえたい望みを募集、来年3月実施予定

JR東海、「のぞみ」30周年で1両貸し切り

JR東京駅の東海道新幹線「のぞみ」=2020年12月

 JR東海はこのほど、来年3月に新幹線「のぞみ」が運行開始30周年を迎えるのを機に、のぞみ1両を無料で貸し切りにすると発表した。同社は車両を使ってかなえたい望みをツイッターなどで募集し、選考した上で利用者を決める。記者会見した金子慎社長は「すてきなアイデアをお待ちしている」と笑顔を見せた。

 来年3月ごろの実施を予定し、東京-新大阪間の片道で1両を貸し切りにする。利用者の希望は運行に支障がない範囲で可能な限りかなえる意向。金子氏は「こんな使い方があったのかという企画があれば。自由な発想でご利用いただきたい」と話した。複数企画が当選した場合は、複数回にわたって運行することになる。

 応募は個人や最大100人のグループで、期間は17日から来年1月7日まで。のぞみは1992年3月14日に東京-新大阪間で運行を始め、約150万本運行してきた。