豪シドニーで「日本博覧会」、食や文化を紹介
コロナ禍後見据える、総領事「存在感を高めるチャンス」
オーストラリアの最大都市シドニーで17日、日本の食や文化、旅行を紹介する「日本博覧会」が開かれた。日本酒の試飲が行われたほか、折り紙や生け花なども実演。新型コロナウイルス禍の後を見据えて、日本への関心を高める狙いがある。
日豪関連の団体や企業などが豪州向けの行事を集中的に開催する一連のイベントの一部。イベントは当初、8月に開催予定だったが、デルタ株感染防止のロックダウン(都市封鎖)が実施されたため、オンライン形式を除き延期されていた。
豪州は15日から規制を緩和して、日本人の入国を再開したばかり。在シドニー総領事館の紀谷昌彦総領事は、観光客や留学生らに豪州の門戸が開かれたとし「日本の存在感を高めるチャンスだ」と力を込めた。(シドニー時事)