「プレイステーション4」で仮想現実を体験
ソニー、頭部装着ディスプレーで
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は18日、新型据え置きゲーム機「プレイステーション(PS)4」に対応したバーチャルリアリティー(仮想現実)システムとして、頭部に装着し、3次元(3D)映像でゲームを楽しめるヘッドマウントディスプレーの試作機を公開した。
サンフランシスコで開催中のゲーム開発者向けイベントで披露したもので、ディスプレーはPS4の専用カメラと連動して頭部の動きや位置を認識。頭部の動きに合わせて映像が変化し、「ゲームの仮想世界の中に入り込んだような体験が可能になる」(同社)という。
また、独自の3D音響技術により、上空を旋回するヘリコプターの音なども立体的に表現。カメラに手の動きを伝えるコントローラーを使うと、武器を握っているような感覚でアクションゲームを楽しむこともできる。
同社は19~21日に同イベント会場に試作機を展示し、対応ゲームソフトの開発に役立ててもらう。最終的な仕様や発売時期は未定。(シリコンバレー時事)