スノーボードの19歳岩渕麗楽、苦手克服し栄冠
ビッグエアで2季ぶりのW杯優勝、大技決めて五輪へ弾み
ビッグエアで2季ぶりのW杯優勝を果たした岩渕は「初めて優勝したときの感覚に近い感じでうれしい」。表彰台で笑顔がはじけた。
1本目に「フロントサイド1080」を成功させて高得点を出した。「オリンピックを見据えたときに必ず必要になってくる。今までは自信のなかった技だった」。
予選では出さなかった苦手意識のある大技をいきなり決めて弾みをつけた。
10月の開幕戦は予選を1位で通過しながら、決勝では7位に終わり表彰台を逃した。
「今まで予選1位で通過しても、決勝で結果につながらないことがあった。ベストの技を出し切れたのは収穫」と自信を深めた。
来年2月の北京五輪に向け、さらなる大技習得も目指している。
「今ある技の完成度を上げることはもちろん、それ以上にもう一個難しい技に挑戦していかないと」。優勝に慢心することなく、足元を見据えている。
(スティームボートスプリングズ時事)