警視庁機動隊の観閲式、隊員1300人が行進
明治神宮外苑で開催、航空隊が初参加、「精強な機動隊に」
警視庁機動隊の観閲式が27日、東京都新宿区の明治神宮外苑で行われ、警備や災害救助などに従事する隊員約1300人が行進した。災害対応強化のため今月、地域部から警備部に移管された航空隊が初めて加わった。
このほか、機関銃を携えた銃器対策部隊や防護服に身を包んだ化学防護部隊、警備犬部隊などが参加。高圧放水車や投光車などの車両75台と、災害時に救助活動や情報収集に当たる航空隊のヘリコプター4機も披露された。
大石吉彦警視総監は「訓練に励み、あらゆる事態に対応できる精強な機動隊であり続けるよう努めてもらいたい」と訓示した。
観閲式は、機動隊員の士気高揚を図るために行われている。昨年に続き、今年も新型コロナウイルス対策で、2018年の前々回よりも参加隊員数を約3割減らした。