震災支援に感謝のイベント


日本人留学生ら台湾

震災支援に感謝のイベント

東日本大震災後の台湾からの支援に感謝するイベントで、「日本頑張れ」とのメッセージを掲げる台湾人大学生=9日、台北郊外(時事)

 

 東日本大震災から11日で3年になるのに合わせ、日本人留学生らが9日、台北市郊外の観光名所・淡水で台湾の人々に震災支援への感謝を伝えるイベントを開催した。

 イベントは「日台・心の絆」と題され、日本人会なども後援。会場内には被災地のパネル写真や被災者からの感謝のメッセージが展示され、和太鼓演奏、折り鶴作り、浴衣の着付け体験などさまざまな催しが行われた。夫婦で訪れた高振栄さん(37)は「感動した。日台が交流を深め、お互いに助け合うことはとても良いことだ」と語った。

 震災時には台湾から世界最大規模の200億円超の義援金が被災地に寄せられた。実行委員長の小坂賢吾さん(24)は「日本では台湾の支援を知らない人もいる。台湾に感謝の気持ちを伝え、日台の絆をさらに強くしていきたい」と話した。(台北時事)