フランス議員団が訪台、台湾の民主主義を称賛


「台湾は国際社会で孤立していない」、国扱いに中国反発

フランス議員団が訪台、台湾の民主主義を称賛

8日、台北市内で記者会見するフランスのリシャール元国防相(時事)

 台湾を訪問中のフランス上院議員4人の代表団は8日、台北市内で記者会見し、団長のリシャール元国防相は、台湾について「民主的な制度だからこそ、各領域で目覚ましい活躍ができている」と称賛した。その上で、「フランスは民主主義を非常に重視しており、今回は台湾が(国際社会で)孤立していないということを伝えるために来た」と強調した。

 リシャール氏は一方で、「(世界が)今日直面しているのは、専制的な政治体制がもたらす挑戦だ」と指摘。「彼らは民主的な体制、西側の体制は良くないと宣伝しているが、そんなことをしても何の役にも立たない」と、台湾への軍事的威圧を強める中国を暗に批判した。

 リシャール氏は日本やインド、オーストラリア、米国と協力しながら、インド太平洋地域に対し「さらに多くの責任を果たしたい」とも述べた。

 リシャール氏は7日、蔡英文総統から勲章を授与された後のスピーチで、台湾のことを「貴国」と表現。中国外務省の趙立堅副報道局長は8日の記者会見で「台湾を国と呼ぶことはフランスを含む国際社会の共通認識に公然と背く。強烈な非難と断固たる反対を表明する」と反発した。

 中国は国交締結国と台湾の公的交流を認めず、仏議員団の訪台に神経をとがらせている。(台北、北京時事)