警視庁が都内の交番6カ所に電子掲示板を設置
指名手配や災害避難情報を広報、五輪までに100カ所へ
警視庁は7日、指名手配や災害時の避難情報などを迅速に提供できる電子掲示板を東京都内の交番6カ所に設置し、試験運用を始めた。交番の掲示板を電子化するのは全国で初めて。
英語表示も可能で、外国人観光客の増加が見込まれる2020年の東京五輪までに、都内の人が集まる駅前や観光施設近くの交番約100カ所への設置を計画している。
今回設置されたのは東京駅前や有楽町駅前のほか、東京スカイツリー近くの押上駅前などの交番で、電子掲示板の画面の大きさは有楽町駅前交番が55インチ、残りはいずれも47インチ。
電子化することで指名手配や交通安全運動、採用情報などをポスターを貼らずに広報できるほか、震度6弱以上の地震発生時には緊急放送や付近の避難先情報を動画や音声で流し、迅速に情報提供できる。英語の音声も出すことができ、停電時には非常用電源で約6時間の使用が可能という。