皆川賢太郎、正式に引退を表明


アルペンスキーで日本男子のエースとして活躍

皆川賢太郎、正式に引退を表明

皆川賢太郎

 アルペンスキーで日本男子のエースとして活躍した皆川賢太郎(36)=ドーム=が6日、正式に引退を発表した。9日のワールドカップ(W杯)男子回転(スロベニア・クラニスカゴラ)には出場しない。

 皆川は新潟県湯沢町出身で、1998年長野大会から4大会連続で五輪に出場。2006年トリノ大会では4位に入賞した。W杯では同年1月のウェンゲン大会(スイス)で4位に入ったのが最高だった。

 09年にはフリースタイル女子モーグルの上村愛子と結婚。今年1月のW杯ウェンゲン大会で途中棄権し、ソチ五輪出場を逃した際に、今季限りで引退することを表明していた。

 皆川はマネジメント会社を通じ、「5度目の五輪挑戦を機に、アルペンスキー選手を引退することを決めた。5度目の五輪出場はかなわなかったが、私が次のステージに行く強さを手に入れたように実感している」とコメントを発表した。今後はプロスキーヤーとして、スキーの普及活動や後進の育成に携わる予定としている。