米アカデミー賞作品賞、「それでも夜は明ける」


「ゼロ・グラビティ」が監督賞を含む7部門で受賞

米アカデミー賞作品賞、「それでも夜は明ける」

「それでも夜は明ける」で米アカデミー賞作品賞を受け、オスカー像を掲げるスティーブ・マックィーン監督(EPA=時事)

米アカデミー賞作品賞、「それでも夜は明ける」

「ブルー・ジャスミン」で米アカデミー賞の主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット(AFP=時事)

「ダラス・バイヤーズクラブ」で米アカデミー賞の主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー(EPA=時事)

「ダラス・バイヤーズクラブ」で米アカデミー賞の主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー(EPA=時事)

 米ロサンゼルス・ハリウッドで2日(日本時間3日)行われた第86回アカデミー賞授賞式で、「それでも夜は明ける」(スティーブ・マックィーン監督)が作品賞を受賞した。黒人監督が手掛けた作品の同賞受賞は初めて。このほか、「ゼロ・グラビティ」が監督賞を含む7部門で受賞した。

 「それでも-」は、拉致され12年間の奴隷生活を強いられた黒人の実話がベースで、脚色賞と助演女優賞(ルピタ・ニョンゴ)も受賞。「ゼロ・グラビティ」は、宇宙空間に取り残された男女の脱出劇をほぼ2人の出演者だけで描いた。主演男優賞は「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー、同女優賞は「ブルー・ジャスミン」のケイト・ブランシェットが獲得した。

 宮崎駿監督の引退作「風立ちぬ」ノミネートで注目された長編アニメ部門は、ディズニーの「アナと雪の女王」が受賞。短編アニメ部門の「九十九(つくも)」(森田修平監督)も選に漏れた。(ロサンゼルス時事)