台湾国防部、一般道で戦闘機の離着陸訓練を実施
蔡英文総統が視察し軍人らを慰労「空軍の自信を示す」
台湾国防部(国防省)は15日午前、定例の実弾軍事演習「漢光演習」の一環で、空軍機の離着陸訓練を実施した。空軍基地の滑走路が中国軍によって破壊された場合などを想定し、南部・屏東県の一般道で行われた。蔡英文総統が視察し、訓練に参加した軍人らを慰労した。
台湾周辺では、中国軍が軍事活動を一段と活発化させており、台湾軍は防衛に向けた決意を内外に誇示した格好だ。
空軍の主力戦闘機F16や経国号(IDF)、ミラージュ、早期警戒機E2の4機を動員。道路に着陸した後、燃料を補給し、再び離陸する訓練を実施した。蔡氏は「領空防衛に対する空軍の自信が示された。皆で国軍に喝采を送ろう」とフェイスブックに投稿した。漢光演習は13日に始まり、17日まで行われる。(台北時事)