創建時の姿が再び、平等院の鳳凰像に金箔
京都・宇治の国宝平等院で公開、近く鳳凰堂の屋根に
大規模な修理が進む国宝平等院鳳凰堂(京都府宇治市の)の鳳凰像に金箔(きんぱく)が施され、報道陣に24日公開された。像は1053年の創建時の姿を取り戻し、近く鳳凰堂の屋根に据えられる。
鳳凰像は高さ約1メートルで青銅製。創建当初の鳳凰像(国宝)は大気中の亜硫酸ガスで腐食が見られたため、1968年ごろレプリカに取り換えられた。2012年9月から始まった修理に伴う調査で、創建当初の鳳凰像に金箔が施されていたことが判明、再現することにした。