ソチ五輪が閉幕、騎手は小笠原歩が笑顔で全う
日本、国外最多メダル8個
充実感を漂わせ、笑顔の花を咲かせた。カーリング女子の小笠原が閉会式でも旗手を務めた。8年ぶりに戻ってきた大舞台の余韻を味わいながら、元気いっぱいに日の丸を振った。
昨年12月の世界最終予選で最後の1枠に滑り込んだ日本女子。下馬評は低かったが、それを覆す活躍を見せた。1次リーグで4敗してから、強豪に2連勝。日本勢初の準決勝進出はならなかったが、船山弓枝とともにチームを引っ張り、メンバーの力を引き出した。
自分の競技が終わった後は、日本選手の応援へ駆け付けた。「しっかり務め上げたい。選手団のために力を尽くしたい」。その一心で駆け回った。ママさん旗手が見事に大役を全うした。(時事)
次回は平昌「アジアのハブに」
2018年の第23回冬季五輪は韓国の平昌で行われる。ソチ五輪の閉会式で五輪旗を受け取った平昌の李錫来郡長は、その旗を左右に振り、大声援に応えた。
ソチ五輪中、将来の開催地のための実地見学「オブザーバー・プログラム」に平昌組織委員会から200人以上が参加。大会中に起きたさまざまな問題への対処を含め、ノウハウを学んだ。組織委員会の金振●(「先」の右に「先」)会長は「将来へ向けて、冬季スポーツの拡大を目指す。アジアのハブにしたい」と語り、明確な意図を持って開催計画を立てている。
氷上競技の会場と山間部の会場は、それぞれ10分以内で移動でき、好評だった今回のソチ五輪にひけをとらない。金会長は「最も安全な国の一つ」と話し、治安面にも自信を持つ。(ソチ時事)