南アフリカのマンデラ氏旧宅、高級ホテルに
「人生に浸るユニークな旅を提供」、1泊3万円から
南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)撤廃に尽力し、同国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ氏(1918~2013年)の旧宅が、高級ホテルに生まれ変わる。9月にオープン予定で、ホテルのウェブサイトによると、宿泊料金は1泊4000ランド(約3万円)からという。
地元紙によれば、旧宅はヨハネスブルク郊外にあり、マンデラ氏が92~98年に住んでいた。ネルソン・マンデラ財団が観光企業と協力して「サンクチュアリ・マンデラ」として改装した。
ホテルはプールやバーを備え、全館で計9部屋の全てに薄型テレビやキングサイズのベッドが用意される。レストランでは、マンデラ氏の専属シェフが考案した料理を提供する。
マンデラ氏は「監獄島」とも呼ばれたロベン島の刑務所などで約27年間の獄中生活を送った。ホテルは「自由と希望の象徴として世界的に知られた人物の人生に浸るユニークな旅を提供する」と宣伝しており、マンデラ氏の獄中生活とは異なる豪華な滞在となりそうだ。(ロンドン時事)