ノルディック複合の渡部暁斗「重くてびっくり」
授与式で銀メダル手に
五輪公園内のメダルプラザで13日夜、ノルディック複合のメダル授与式が行われ、12日の個人ノーマルヒルで2位に入った渡部暁斗(北野建設)に銀メダルが授与された。重さは約500グラム。首に掛けられた渡部暁は「すごく重たくてびっくり。(式は)聖火が目の前にあり、思ったより盛り上がっていた」と笑顔で話した。
メダルは自分で保管せず、長野の実家に届ける予定。「メダルより、やったこと自体に意味があると思っている。これは記念品」と話し、普段通り冷静な受け答えだった。
日本勢20年ぶりの快挙から一夜明けたこの日、朝から記者会見やテレビ番組の出演が続いたが、疲れを取るために軽めのトレーニングも行った。18日の個人ラージヒルでは、もう一段上の表彰台を狙う。「次にいいレースができれば、これが金メダルになるかもしれない」とイメージを膨らませていた。(ソチ時事)