三菱航空機、MRJ1号機の胴体組み立てを完了


初飛行は15年4~6月を予定、受注機数は現在325機

三菱航空機、MRJ1号機の胴体組み立てを完了

塗装を終えた三菱航空機の「三菱リージョナルジェット(MRJ)」試験飛行用1号機の胴体部分(三菱航空機提供)

 三菱重工業の子会社、三菱航空機(名古屋市)は12日、シンガポール航空ショーで記者会見を開き、開発中の初の国産小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」について、小牧南工場(愛知県豊山町)で行っている試験飛行用1号機の胴体部分の最終組み立てがほぼ完了したと発表した。2015年4~6月に予定している初飛行に向け順調に開発が進んでいることをアピールした。

 1号機は胴体の塗装も終えた。今後は主翼や、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)の最新鋭エンジンなどを取り付け、初飛行に向けて準備する。17年4~6月に全日本空輸に1号機を納入する予定。

 現在の受注機数は全日空など3社から計325機。(シンガポール時事)