エンゼルスの大谷翔平、左腕からまた豪快な一発
2試合連続19号、裏をかくセーフティバントも見せる
エンゼルスの大谷は、前夜に続き左腕からソロを放った。二回2死走者なしの場面で、真ん中付近への甘い変化球を右翼席へ。前日と同様に推定飛距離が130メートル台に達する大きな当たりだった。
過去3シーズンで放った47本塁打のうち、左投手からはわずかに6本だけ。それが今季は早くも8本を数え、「もともとそんなに苦手だとは思っていない。(メジャーは)身長の高い投手が多いし、慣れが必要な部分が多少はあったと思う」。左腕に苦しむ姿は最近は見られなくなった。
持ち前の長打力を発揮するだけでなく、4-1の五回には、先頭で大谷シフトの裏をかくセーフティーバントで出塁した。狙いを問われると、「(点が入る)確率が高いと思った」。二盗も決め、中軸にチャンスをお膳立てした。
しかし、エンゼルスは三回以降追加点を奪えず、救援投手が六回に6失点。同地区の首位を走るアスレチックスとの3連戦で3連敗を喫した。大谷は、この嫌な流れを変えるために、次は先発マウンドに立つ。(オークランド時事)