エンゼルスの大谷翔平、最長143m弾を放つ
甘い球を逃さずに特大本塁打、追い求める打撃を体現
エンゼルスの大谷は、甘い球を逃さずにメジャーでは自己最長となる飛距離470フィート(約143メートル)の特大本塁打を放った。
一回無死一塁。左腕バビックが2ボール2ストライクから投じた真ん中付近への変化球を完璧に捉え、17号2ランを右中間席へたたき込んだ。
大谷は球団を通じ、「いいホームランでいいスタートが切れてよかった」とコメント。立ち上がりに浴びせた強烈な一発で勢いづいたチームは、四回までに6点を奪った。
三回にも甘い変化球を力強く引っ張って右中間を破る二塁打。七回はフルカウントからボール球を冷静に見極めて四球を選んだ。
打撃の信条を「ストライクを振って、ボール球を見送る。一番基本的なところで、一番難しいところ」と語る。前日までの2試合は3四球と、まともに勝負をしてもらえないケースも目立つ中で、追い求める打撃を体現している。(アナハイム時事)