主人公はコール・ヤング、真田広之らが準主役級で


映画「モータルコンバット」、同名ゲームソフトの実写化

主人公はコール・ヤング、真田広之らが準主役級で

ハサシ・ハンゾウからスコーピオンとして終盤登場する真田広之
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 生まれつきドラゴンのあざを持つ総合格闘技の選手コール・ヤングは、自らの生い立ちを知らぬまま、お金のために戦う日々を送っていた。そんなある日、最強の刺客サブ・ゼロに家族ともども命を狙われる。

 そこに居合わせた特殊部隊少佐のジャックスに言われるがまま、同僚のソニア・ブレイドを紹介され、合流する。

 だが、ソニアが暮らすバラックにもサブ・ゼロの仲間がやって来る。かろうじて、それを撃退すると、地球の守護者であるライデンの寺院を訪れる。そこで、コールの秘められた過去とドラゴンのあざの秘密が明かされる。それはサブ・ゼロとハサシ・ハンゾウという戦士との数奇な縁だった。

 日本では、その過激な内容から発売されなかった同名ゲームソフトの実写化作品。この作品に重要なキャラクターとして、2人の日本人俳優が準主役級で登場する。ハサシ・ハンゾウ役の真田広之、そしてライデン役の浅野忠信だ。

 正直、ここまで重要な役として2人が登場するとは思ってはいなかった。真田は、主人公コール・ヤングに関わる忍者ハサシ役として、そして最後の最後で実はゲームでも重要キャラクターとして登場するスコーピオン役として2役をこなしている。

 そして、コールやジャックス、ソニアなどを見守り束ねるライデン役として浅野が独特の雰囲気で演じている。

 主人公コール・ヤングに映画「デッドプール2」に出演したルイス・タン。その他、ハンゾウの妻ハルミにテレビドラマ「相棒」にレギュラー出演の篠原ゆき子、ハンゾウとハルミの子供、サトシ役に宮川蓮が出演。

 公開は、新型コロナウイルスの影響から、延期が続いたが6月18日に全国公開予定。

(佐野富成)