吉田らOA組が合流、兼任体制で融合を円滑に
「心強い」豪華なOAの顔触れ、残り15人の選考は佳境へ
融合と競争-。五輪まで2カ月を切った合宿のテーマは明確だ。チーム発足後、初めて加わった3人のオーバーエージ(OA)候補との連係を深める一方で、メンバー選考はいよいよ佳境に入る。
OAでまず動いたのが遠藤航。前日までJリーグの試合があった国内組とは別々の練習になったが、「精神面の支えとなるようにやっていきたい」と話していた通り、練習前には国内組のグループへ向かい積極的に意思疎通を図った。
A代表の主力を長く務める吉田と酒井を含めた豪華なOAの顔触れに、「心強い」と前田。A代表と兼任する森保体制下では、五輪世代からA代表へ選手を引き上げて活動してきた経緯があり、既に顔なじみが多いのは、最近の大会ではなかったこと。基本戦術も大差がなく、融合は円滑に進みそうだ。
五輪登録メンバーは18人。森保監督はOA枠を最大限活用する方針で、24歳以下の24人にとっては残る15人の枠をめぐり、生き残りを懸けた場になる。FWの上田は「持っている力は代表でも変わらないので、いかに発揮できるかだと思う」と決意を示した。